「仕事も責任範囲が広くなってきて、成果を出すことが求められていて仕事の手を緩められない」
「休日も昇格のための資格取得・研修などで時間が取られていて気が抜けない」
30代に入ると、仕事もできて当たり前、後輩や部下も出来てきて責任範囲が広くなることも多くなるはず。
できることが増え、周囲の期待が大きくなることを「やりがい」と捉えて頑張れる人と、
ただ疲弊してしまう人、両方いるのではないでしょうか。
「疲弊してしまう」という人は、もしかしたら、あなたの人生における重要なことが、
今の仕事や環境では成し遂げられない、達成できないから「ただ疲弊している」状態になっているのではないでしょうか。
自分自身を理解し、あなたの大切なことは何かを認識し、
そこに時間やお金を使えることが、”心地よい生き方”への近道です。
3つの観点で、自分自身と置かれている現状を理解しよう
価値観
時間
お金
この3つの観点を見えるようにすることで、あなたが何を大切にしているのかと、
現状それに沿った行動ができているのか、を理解することができます。
あなたが心の底で大切にしていることは何でしょうか？
そのために時間やお金を使えていますか？
1つずつ、確認してきましょう！
あなたの価値観は何ですか？
価値観、というと難しく聞こえますが、要は”人生で大切にしているもの、考え”ということです。
これを考えるために、いくつか自分に問いかけてみます。
Q１．あなたが人生で大切にしているもの、ことは何ですか？
Q２．あなたが人生で大切にしている言葉は何ですか？
Q３．過去を振り返って、楽しかった思い出や大切にしたい思い出・出来事は何ですか？
その理由は何でしょうか？
自由に、できるだけたくさん書き出してみてください。
私だったらの一例ですが、
Q１．あなたが人生で大切にしているもの、ことは何ですか？
→「自由であること」「定期的に旅行に行くこと」「食事」「家族」「友人」
Q２．あなたが人生で大切にしている言葉は何ですか？
→「ありがとう」「誠意」「何事も楽しむこと」
Q３．過去を振り返って、楽しかった思い出や大切にしたい思い出・出来事は何ですか？
その理由は何でしょうか？
→学生時代に1つの劇を仲間と作り上げたこと。
0から完成形を協力しながら作り上げるのが楽しかったから。
と、上記がぱっと浮かびました。（本当はまだまだたくさんあります…！）
あなたはもっと、たくさん書き出してみてください。
たくさん書き出した中から優先度の高いと感じたものをいくつかピックアップしてみます。
それが、あなたの”価値観”です。
そこからさらにカテゴライズしてみると、分かりやすく整理できます。
私の場合は、
人：家族・友人
行動：旅行・食事・人と協力して成し遂げること・とにかく楽しいことを優先する
状態：自由であること・人と誠意を持ってコミュニケーションを取っている状態
という形でカテゴライズできるイメージです。
価値観に沿った「時間」の使い方ができていますか？
あなたの価値観が分かったら、今度はその価値観に沿った時間の使い方ができているかを確認してみましょう。
あなたの1週間の中での行動を思い出せる限り思い出しながら、
価値観に沿った行動、沿っていない行動、それぞれに当てはめて書き出していきます。
そして、それぞれ1週間のうちのくらいの時間を使っているのかを書き出していきます。
価値観に沿った行動は、先ほどの項目で書き出した価値観に合った行動、
価値観に合わない行動はおそらくその反対になると思う行動です。
例えば、私の場合であれば、
価値観に沿った行動
・休日にノープランで出かけること（5時間）
・料理をすること（7時間）
・家族と一緒の時間を過ごすこと（0時間）※一人暮らしで全く時間が取れない
価値観に沿っていない行動
・毎日単純作業を繰り返すこと（10時間）
・親しくない人と過ごす時間（8時間）
・じっと座っていること（20時間）
などといった形で、価値観に沿った行動があまりできていませんでした。
本当は家族など親しい人と長く時間を過ごしたいはずなのに、
一人暮らしをしていてうまく時間が取れていない、という課題が大きそうなので、
実は実家でできる仕事を見つけて過ごした方が価値観に沿った過ごし方ができるかもしれない、
という形で、自分の現状とのギャップが、心地よい人生を送るためのヒントになります。
価値観に沿ったところに”お金”を使えていますか？
続いては、お金についても見ていきましょう。
あなたの1か月のお金の使い道を書き出して、
価値観に合ったお金を使っているのか、価値観に沿ってお金を使えていないのかを見ていきましょう。
例えば私であれば、
価値観に沿ったお金
・おいしい料理を作るための食費
・家族や友人との旅行や食事のための交際費
・自由な時間を作るための家事代行
価値観に沿わないお金
・付き合いで参加している飲み会の参加費
・メイク道具や美容院の費用
・一人ぐらいするための家賃
という形で、意外と価値観に沿わない出費が見えてきます。
私の場合は”家族との時間が大切だ”、ということに今回気が付いて、
絶対に必要と思っていた「一人暮らしのための家賃」が実は価値観に沿わない出費だと分かりました！
こういった形で、意外なところに価値観に沿わないお金の使い方をしていることが分かるかもしれません。
また、価値観に沿ったお金の使い方を知ることで、意外とお金が必要ないということあるかもしれませんよ。
もらえる報酬・年収＝責任の重さとなることがほとんどかと思います。
責任感は、あなたの価値観によっては、心地良い生き方の足かせになるかもしれません。
正しい現状を知り、必要なお金を知ることで、必要以上に責任を持たない生き方ができるかもしれません。
価値観に沿った時間・お金の使い方を考えよう
いかがでしょうか？
ぜひ、まずは順番に、あなたの想いを書き出すところから始めてみませんか？
そして、今の現状と照らし合わせて、どういう時間の過ごし方、お金の使い方であれば、
心地よく生きられるのかを正しく知ることから始めましょう。
何が心地よいのか、楽しいのか、うれしいのか…
これは、人の価値観や捉え方によって大きく変わるものだと私は思っています。
あなただけの心地よい生き方を見くけられるよう、
まずは、自分の心に耳を傾けてみてください。
